わが国は、ようやく政権交代したものの、長引く景気低迷と増大する雇用不安の経済危機、少子高齢化に伴う福祉・医療・年金等の社会保障の先行き不安、国防・危機管理等安全保障のあり方、さらには、教育制度の見直しや社会資本整備の再検討など、緊急に解決しなければならない課題が山積し、戦後最大の危機的状況に陥っています。
このような危機的状況に陥った原因は、3つあります。
その第1の最大の原因は、東西冷戦の終結による司令塔(米国)の欠如です。冷戦という世界の力関係の中で、戦略上、戦後のわが国の経済的繁栄を守ってくれた米国は、逆に、JAPAN BASHING から JAPAN PASSING 、今や、 JAPAN NOTHING にまで進んでいます。
司令塔(米国)を欠いたわが国は、体(経済力)は大きいが、自らの判断で進むべき方向も決められず、泳ぐこともできず、ただただ潮の流れに身を任せるだけの「頭の無いクジラ」になってしまったのです。
第2の原因は、官僚主導の限界であり、
さらに、第3の原因は、大量生産・大量消費(浪費)型経済の行き詰まりです。
それでは、どうすれば良いのでしょうか。
答えは明瞭です。これらの原因に対し、一つずつ対策を取って行くことです。
第1の原因に対しては、政治・国会改革を行わなければなりません。
政治家が、自分自身で、勉強し、考え、判断し、行動し、そして、責任を取るという、政治の自立を図ることです。
政治家・政党は、わが国の将来のビジョンを明確に示し、そのビジョンを実現するための具体的政策、ならびに、政策遂行の手順を、国民の皆様にはっきりと打ち出さなければなりません。
第2の原因に対しては、行財政改革を断行することです。
国・地方を通じ、行政の不要組織を削除し、権限・業務を可能な限り民間へ移譲しなければなりません。
第3の原因に対しては、経済改革を推し進めることです。
規制緩和を推進し、経済構造をハードからソフトへ変えて行かなければなりません。
これらの対策を実行することは、大きな困難が伴いますが、「豊かで潤い多い未来を」切り開くためには、絶対に避けて通ることはできません。
私は長年にわたる行政の経験と、衆議院議員としての実績を活かして、わが国の繁栄とふるさと京都の発展のために、政治・国会改革、行財政改革、経済改革を全力で成し遂げる覚悟でございます。
さらに、私は、清潔な信頼される政治の先頭に立つべく、現在も初心を貫き、企業・個人からの献金は一切戴かず、ボランティアの方々を中心に、手作りの草の根の政治活動を続けております。
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